Q&A

過払い金返還請求を家族に内緒で進めるには

2022.08.26
内緒のポーズをする女性

消費者金融や信販会社から借り入れをしたことを家族に秘密にしているという方もおられると思いますが、過払い金返還請求をすると過去に借り入れをしていたことが全て家族に知られてしまうのではないか、ということが心配でなかなか手続きに踏み切れないという方もおられることかと思います。

自分で過払い請求をする場合は困難ですが、法律家を通して行う場合は可能です。しかし絶対とは言えません

過払い金返還請求手続きをご自身で行った場合、相手方の貸金業者等から届く取引履歴などの書類や、仮に裁判になれば裁判所から届く書類など、手続きに必要になってくる書類は通常自宅に届きますので、同居のご家族に内緒にしておくことができない可能性が高いです。

弁護士に依頼した場合、弁護士が代理人となって過払い金返還請求手続きを行い、相手方の貸金業者等や裁判所との連絡も弁護士が行います弁護士は、貸金業者に「受任通知」を送り、債務者の代理人になったことを通知します。

その後の貸金業者とのやり取りは全て弁護士を通して行うことになりますので、依頼者の方が貸金業者と直接やり取りする必要はなくなります。
その後の一連の手続きに関しては、
弁護士に対して家族に知られないようにして欲しいと相談すれば、できるかぎり対応します。

過払い請求に関する書類を弁護士とやり取りする場合は、個人名の封筒(「法律事務所」等と書いていない封筒)を使うなどすることができます。連絡は依頼者の携帯電話やメールでするようあらかじめ打ち合わせをしておくことができます。

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しかし、家族がメールを読むなどの行動を取ったり、ごく一部の業者がご本人に直接過払い金を送金しようとしたり、控訴状をご本人の自宅に送ろうとすることが、稀にあります。
その場合は、過払い請求をしていることが知られることとなるので、絶対家族に知られずに過払い請求ができると断言することはできません。

このように、過払い請求を家族に知られずに行うことは、基本的には可能ですが、偶々知られるという可能性はあるということもご理解頂きたいと思います。

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